【完】先輩◆同級生《隣の席の不思議な王子》
旭に服を見立ててもらっていると部屋の扉が開く。



「おう。そんなにめかしつけて、デートか?」



「おはよ、姉ちゃん。」



訪問者の正体は姉ちゃんで、朝が苦手な姉ちゃんにしては珍しく、早くから起きてるし化粧もバッチリだ。



「美砂ねえこそデートだったりして?そのヒョウ柄のファーのパーカー可愛いね。」



「サンキュ。まあ、デートっつか?合コン的なね。」



私がキヨちゃん達を誕生会に連れてきてからしきりに『出会いが欲しい』とか言ってたけど、今日合コンなんだ。
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