【完】先輩◆同級生《隣の席の不思議な王子》
「さーて腹ぺこだ!俺、ダブルハンバーグ食べるんだっ!」



顰めっ面だったカゲはいつもの明るい笑顔に戻る。



一番にキヨちゃんのことを庇ったカゲ、かっこよかったな。



「旭ー、ちょっとカゲのこと見直したんじゃない?」



「な…ま、まあ、さっきの冷静な怒り方は、そこそこ良かった、かもねっ!」



旭は照れたように言い放つと、さっさとお店に入って行ってしまった。



やっぱりカゲの恋は、一筋縄じゃいかないみたい。
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