あの頃にまた…
寛鍛のクラスは3-8だ。一番端っこなので時間がかかる。

ガラガラッ!

寛鍛は勢いよくドアを開けた。

その瞬間クラスが静まりこんだ。(常識で考えれば、でかい音がしたら皆そっちの方に向くだろう。)

寛鍛「遅れました!」
友達「遅~ぞ!遅刻野郎が!」と言われた。
その瞬間、またざわめきは元に戻り、いつもの明るいクラスに戻った。

先生「おい、早く席につけ!」

と少し怒鳴られた。

寛鍛「はい、先生。」
俺は一番窓際の前から三番目の自分な席に座った。

今日はとても窓からの景色がいい。――

先生「それじゃ、出席とるぞ~、赤沼~、井上~………」と先生は次々に呼んでいく。

俺はその間、空を見ながら、光の事について考えていた。

どうしても暇があると思いだすあの顔――

何故思いだす――

いくら好きだからといっても今まででこんなにも考えた事はなかったのに……何故――


先生「…ゎ~、ゃかゎ~、早川~!」

いつの間にか俺の名前を呼ばれていた。

俺は、「はい。」と返事をした後、また、空想にふける――。
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