歴史の星空に飛び込んで
「連れて来い」
「ハイハイ。相変わらず人使い荒いなぁ」
よいしょ
って、抱き上げられた私。
「きゃあ!!ちょっと歩けますよ!!」
「逃げられたら困ります」
両脇に沖田さんの手がそえられていともかんたんに抱き上げられた私はとりあえずジタバタともがく。
「逃げませんから!」
「沖田さん、そのくらいにしておけ」
一言も声を発しなかった斎藤さんが沖田さんを宥めて先に歩き出した土方さんを追っていった。
「……………」
「じゃあ、行きましょうか。新撰組の局長に会いに」
新撰組の局長……。