歴史の星空に飛び込んで
ちゃんと床に下ろされて、私は沖田さんに誘導されながら歩き出した。
土方さんが確か副長だから、その上ってことは
新撰組局長って物凄く野蛮な人なのかも知れない。
なんて考えてたら怖くなって足がすくむ。
思いっきり嫌な顔したからまた沖田さんに笑われたんだけど。
「連れて来たぜ」
土方さんは一室の障子を開けてさきさきに部屋に足を踏み入れて行く。
恐る恐る中を覗くと、そこには
男の人が沢山。
皆、和服だし。
1番奥の真ん中には、ドンッといかつい男の人が座っていた。
絶対あの人が局長だよ!!