歴史の星空に飛び込んで


『お応えくださいませ沖田さん!でないと私は……』



ザシュ………



サエは沖田に背を向けられ、持っていた短刀で自身の首を斬ったのだ。



若い沖田には衝撃的で



沖田は暫く乱心だった。


サエはなんとか助かったが、離れていき、

全く迷惑な話しで



いつ沖田がサエを吹っ切れたのかはわからない。




まあよかったわな、と土方は目の前の沖田の頭に手を乗せた。


桃がいなくなったらどうなるのだろうか、コイツは。
とりあえずこの作り笑いをなんとかしてもらわねーとな。




「今から菅野の見張りに行け」






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