歴史の星空に飛び込んで
「……承知」
少しだけ作り笑いが崩れた気がした。
***
「たまご」
「ごーや」
「やもり」
「あ、沖田さん」
山崎さんと私でしりとりしていたら、扉の向こうからドキッとする名前が聞こえた。
沖田さんがいるんだろうか?
体をベットリと扉にはっつけて耳をつけて外の音に耳を澄ませた。
「何してるんですか?」
「しりとりですよ」
きゃー!!沖田さんだー!!
「楽しそうですね、混ぜてくださいよ」
「え?あ、もしかしてもう交代ですか?」