今日も明日も…私はあなたに恋をする。
そんなこんなで俺は現在、有島家にて働いている。
「葵君、娘にはもう挨拶したのかい?」
優海お嬢様がパーティに来ている友人達の所へ行ってすぐの事。
有島様が俺に話し掛けてきた。
「はい。挨拶はしたんですが…まだお嬢様の執事だとは言ってません。」
「はっはっは。後で言えばいいだろう。パーティ中娘の側についててやってくれ。」
「かしこまりました」
俺はなぜか有島様と話しているとき後ろめたい気持ちになった。
まぁ、この気持ちの訳はそのうちわかるんだけど。
「…〜〜!!」
そんな事を考えている時、お嬢様のらしき声が聞こえてきた。