白猫
――――

―――

――

「………」

女が目を開けると

そこに屋敷はなかった

「………屋敷が……消えた」

女は虚ろな瞳で見ていたが

現状を理解すると

不気味に笑い出した

「フフ………フフフフ……これで私は自由…!!」

女の瞳には

果てしない闇が潜んでいた
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