白猫
「俺は……お前…を………」

ピーーーーーッ

「いやぁぁぁぁぁぁ!!」

紫奈はその場に泣き崩れた

硅は

『……愛…して……る……』

と紫奈に告げ、短い生涯を終えた

「っお姉ちゃん」

「っ!!」

部屋に駆け込んできた呀江と看護婦は

泣き崩れる紫奈と

無機質な機会音に動きを止めた

「………硅…さん…?」

「……っ先生!!患者さんが!!」

呀江の声で我に返った看護婦は

医者を呼びに走っていった

「いやぁ!!硅さん、死んじゃいやよぉ!!」

「……お姉ちゃん」

病室には

いつまでも紫奈の泣き声が響いていた
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