白猫
「………どうしようねぇ…」

そう言ってお茶をすすった

「………」

「………」

白猫はしばらく空を見上げ物思いに耽っていたが

何を思い立ったのか

急に立ち上がり

クローゼットを漁りはじめた

「白猫様……?」

双樹はそんな白猫を不思議そうに見ていた

「あれー……ここじゃない……んーっと……」

白猫は懸命に何かを探している

双樹は空っぽになったコップにお茶を注いでいた

「んー………あった!」

「……それは?」

白猫が取り出してきたのは

水色の砂時計だった
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