白猫
「………双樹、今日は満月か?」

白猫は空を見ながら言った

「ううん、満月は明後日」

「……そうか」

白猫はそう言うと

静かに目を伏せた

「……俺は仕事をやめ、運命に逆らう」

白猫は少年のほうを向いた

「……それを言いに来ただけだ」

「………」

少年はそういい

去っていった

「…運命に逆らう……ねぇ…」

白猫はポツリと呟いた

「………」

「………白猫様、どうする?」

双樹がお茶を机において言った
< 54 / 100 >

この作品をシェア

pagetop