─§温もりの虜§─
『俺達も捜すから…てめぇらも心当たり捜せよ!』


そう言って洋輔は電話を切った


「どこに行ったの千紗…」


2人が話していると「千紗がどうかした?」と理沙が話しかけてきた


「千紗が来ないの…連絡もとれないし」


真子が不安げに言う


「そう言えば昨日ちょっとおかしかったかも?」


小首を傾げながら理沙は2人に言った


「昨日って?」


「なんかねぇぼんやりしてふらふら歩いてたんだよね…」


「どこで?!」


「通りのファミレスの近くだけど?」


2人は顔を真っ青にしていた


「それで…その後どうしたの…?」


莉子は力無く問うと理沙は昨日の事を話しだした
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