─§温もりの虜§─

理沙達と共に合コンに行った


今までの千紗からはあり得ない事だった


そういう事が苦手な千紗はいつも真っ直ぐ家に帰っていた


遊びに行くとしても自分達としか行かず騒がしい場所は苦手だった


それがどうして…やはり見られていたとしか考えてられない


｢なんかさぁ無理してはしゃいでたって感じだったよ？たまに泣きそうな顔してたし」


「「はぁー」」


ため息を吐く２人に理沙は言った


「でもいい感じになった男の子がいてさぁ途中で２人居なくなったんだからー」


理沙が"キャハッ"と笑う


「えっ…誰と？」


「友達の友達なんだけど"黒帝"の男の子で悠斗っ言うの♪千紗とお似合いでさっ今頃一緒にいたりしてね!」


まさかそんな…あの千紗が？２人は顔を見合わせた