聖なる光【完結】
「光っ!」知くんは家の近くの公園の入り口に立っていた。
「知くん……っ」知くんはよっ!と手をあげながら私に近づいてきた。
「今日なー1ヶ月前にやったテストパソコンで確認したら俺22点やった!やばない?」
引き笑いながら話しかける知くん。知くんの声を聞いて安心したのか急に涙が溢れてきた。
「知くんっっ」私は知くんの前でしゃがみこんで知くんの裾をギューっと掴んでいた。
「光…大丈夫か?」知くんは一緒にしゃがみこんでくれて頭を優しく撫でてくれた。
「遅かったの……私っ、遅かった…」
知くんは何も言わず背中をずっと擦ってくれた。
その場所を通りすぎる人たちが私たちを見てきても知くんは何も気にせず私の涙が止まるまで側にいてくれた。