聖なる光【完結】
「今さらって思われるのも分かってたし、彼氏がいるのも知ってるし、光も光の彼氏さんを苦しめてるのも分かってる。」
「じゃあ!!何で……」我慢していた涙がポタポタと落ちてきた。知くんは黙って聖矢の話を聞いている。
「それでも光を奪いたいって思った。自分勝手なのも分かってる。
俺がアメリカに行くのが嫌で別れたのも分かってる。それでも好きすぎるんだ……光に伝えたかったんだ。
忙しいをほんとは理由にしてたって手紙読んで気付いた。心の隅では後悔ばかり残ってた。ずっと後悔してた。」
ずるいよ、聖矢。知くんが隣にいるのにドキドキするのは聖矢なんだ。どうして心は嘘を付けないんだろう。