異世界プリンセス

「三人の護衛騎士」

「申し訳ないが、現状を受け入れてくれ…」

ステイ王子の言葉が、頭の中で何度も響く。

そんなご無体な。

あたしに拒否権はないのか…。

コンコン。

「はい」

ドア向こうに返事すると、

「失礼します」

明朗な声とともに、ブロンドの髪の少年が入って来た。
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