イケナイ関係。
しばらく沈黙が続いた後・・・幹は静かに口を開いた。

「なんであんな危ないことしたんだよ?あいつらの性格くらいわかってるだろ?」
あたしはしゃがみこんだまま笑った。
「だって・・・幹・・・嫌だったんでしょ?あの人達。」
そう言ってあたしが笑いかけると幹は驚いたような顔をしていた。
「前は幹があたしのこと助けてくれたから・・・今度はあたしの番だからねっ!!」
そしてあたしは逃げるように病院から逃げ出した。





あたしはそのまま走って近くの公園まで行った。
「はあ・・・はあ・・・。」
急ぎすぎて息が上がっている。
「へへっ・・・。」
思わずあたしはニヤけた。


何・・・くさいこと言ってんだよあたしー!!!


それでも幹の力になれたことが嬉しくてたまらなかった。
その日は一日中ずっとニヤけてた。


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