ボスを継いだ少女
「ところでアカネ、俺が今日来た理由が知りたいんじゃないか」
「何」
「就任式で一人やったろ。
たしか幹部の辻本ダイゾウだろ。お前のお父さんの弟の…」
「そういえば、一人うるさい人がいたからやったけど、それがどうしたの」
「ダイゾウさんの孫が泣いてたぞ」
「そう」
「確かにアカネの立場は分かる。
それにボスを立候補したダイゾウさんが悪いのも確かだ。
だが、殺すことはなかった」
「でも、いつまでも組織に混乱を出しそうな人を考えていては先には進めない」
「アカネは就任式が始まる前から反発があることを分かっていた。
そしてその時の対応も考えていた。
そうだろ」
「そうよ」
「だが、誰が反発するかは考えていなかった。
幹部は穏健派と過激派の二つが集まっていた。
穏健派を除くと過激派の数名の内、誰かが動くと予測していた」
「何が言いたいの」
「殺した相手が悪かったんだ」
「…」
「『W』でボスの条件は『誰よりも強い』が前提だ。
だが、部下はそんなことはどうでもいいんだ」
「何が言いたいのよ」
「部下の皆はこう考えているんだ。『はめられた』と」
「何」
「就任式で一人やったろ。
たしか幹部の辻本ダイゾウだろ。お前のお父さんの弟の…」
「そういえば、一人うるさい人がいたからやったけど、それがどうしたの」
「ダイゾウさんの孫が泣いてたぞ」
「そう」
「確かにアカネの立場は分かる。
それにボスを立候補したダイゾウさんが悪いのも確かだ。
だが、殺すことはなかった」
「でも、いつまでも組織に混乱を出しそうな人を考えていては先には進めない」
「アカネは就任式が始まる前から反発があることを分かっていた。
そしてその時の対応も考えていた。
そうだろ」
「そうよ」
「だが、誰が反発するかは考えていなかった。
幹部は穏健派と過激派の二つが集まっていた。
穏健派を除くと過激派の数名の内、誰かが動くと予測していた」
「何が言いたいの」
「殺した相手が悪かったんだ」
「…」
「『W』でボスの条件は『誰よりも強い』が前提だ。
だが、部下はそんなことはどうでもいいんだ」
「何が言いたいのよ」
「部下の皆はこう考えているんだ。『はめられた』と」