ボスを継いだ少女
「ボス、それはどこから出た情報何でしょうか」

「それはお教えできません」


「そうですか。それなら仕方がない。
私がその首謀者です」








シュウイチは隠すこともなく、さらりと言ってしまった。







何を考えているのだろう。







この男は…。









「私は父があなたに殺されても何とも思わなかった。
だが、息子のマサルが泣いていたんです。
その姿を見て私は決心したのです。この組織はもう終わりだと」








「どういうことです」






「やり方が古いのです。
なぜ女のあなたが私たちのボスをするのですか。
何の成果もあげていないあなたが…」






「それはまだ歳を満たしていないからです。
本当は二十歳になった頃に継ぐはずだったのです。
けれどもお父さんがいなくなり、私が後を継ぐことになった」






「ようは、まだあなたには継ぐ資格がないということですね」






「…」






「私にはある。『W』という組織に大きな成果を上げてきた私には…」






「でも、あなたは総長の条件『誰よりも強い』ことを満たしていない」






「それなら、この場で証明しましょう」









バーン…












突然、爆発音が聞こえた。
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