ボスを継いだ少女
26. 終焉
私はしばらく動くことができなかった。







『青山トシゾウ』が死んだことに驚きが生じたためだ。








何が起きたのかもよくわからない状態で頭の中が混乱していた。








『青山トシゾウ』が死んだ。









私は自分の頭を殴り、次にやるべき行動を考えた。







この屋敷を爆破することに頭を切り替えた。









私は爆弾のタイマーをセットして『青山トシゾウ』の死体の横に置き、屋敷から出た。











これで…ここから世界を変える。










この国を『Cの世界』の最初の出発点にしたい。








それがこの戦争の収穫だったのかもしれない。










私は…『W』は『伊藤マサ』の想像した世界にしたい気持ちがあった。










『W』として…一人の人間として今まで戦ってきたが、それは己の強さを高めるためだった。








でも今は違う。








鍛え上げた力と組織を有効に使い、世界を変えたい気持ちだ。









屋敷を出ると『C』と『W』、それにお父さんがいた。









皆無事だった。皆は私を見ていた。









バーン









屋敷から爆弾の爆発の衝撃で吹き飛んだ。








屋敷が燃えた。









この戦争の終結を表した炎だ。











私は小さい声で話し始めた。











「私たちは戦争に勝ちました」
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