カクテル・ドリーム〜それぞれの道〜
「‥サトシ、でも基本はきちんと教えるんだぞ?」


サトシくんの後ろで康介さんが珍しく厳しそうな顔をして立っていた。


「はい、わかってます。」


サトシくんが頷くと、康介さんはニッコリと笑って上の棚から箱を取り出した。


「桃香ちゃん、良かったらこれ使って?」


箱の中にはシェーカーやジガースプーンといった、カクテルを作る道具が一式入っていた。


「これで桃香ちゃんらしいカクテルを作ってね。」


そう言って、康介さんがポンッと私の頭に手を置いた。
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