カクテル・ドリーム〜それぞれの道〜
「あぁ〜気になるっ!‥でもなぁ。う〜ん。どうしよう‥でも‥。」


暖かい日差しで目覚めた、穏やかな日の昼下がり。


私はブツブツ言いながら、アパートの廊下を行ったり来たりしていた。


‥やっぱり気になる!


でもチャイムを押す勇気がない‥。


‥えぇ〜い、押してしまえ!


意を決してチャイムを押そうとした瞬間。


「‥二宮、何してんだ?」


突然ドアが開いて、サトシくんが顔を出した。
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