カクテル・ドリーム〜それぞれの道〜
「僕の目標は、若い人に農業の素晴らしさを伝えることなんだ。」


「ネット販売とかもどんどんやっていく予定だから、みんなヨロシクね!」


翔太くんはそういうと、新しい名刺を出して女の子達に渡し始めた。


そんな様子を見ていたサトシくんがニヤっと笑って、私の耳元で囁いた。


「若社長は商売上手みたいだな。」


「うん、そうだね。」


女の子達が帰った後、サトシくんは翔太くんをからかっていたけど、どこか嬉しそうに見えた。

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