カクテル・ドリーム〜それぞれの道〜
「あの‥サトシくん、私にカクテルの作り方教えてくれないかな?」


私の言葉にサトシくんの表情が真剣になった。


この一ヶ月。


生ビールやワインなどはやらせてもらったけど、カクテルは自分でも距離を置いていた。


「私もカクテルで人を幸せな気持ちにしてあげたいの。」


「サトシくん、私の教育係でしょ?お願いします!」


私は頭を下げて、サトシくんの返事を待った。
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