王子と姫が出会いました。
泊まったことはわからなかったらしい…。



ブチッと切れた電話を見つめても犯人がわからない…。



「俺が泊まったってわかったら逆上したりしねぇかな…」

「えっ!?そんなの…」

「これで逃げてくれりゃあいいんだけど…。どうする?今日から家に来るか?」

「迷惑ですよ…」

「姫になんかあってからじゃ遅いから」

「じゃあお言葉に甘えて…」



心配で片時も離れたくないのが事実。



しかも体育のグラウンドを走ってる姫は学校の外から撮られてた。



学校のヤツじゃなさそうだよな…。



「大家さんに連絡してカギ変えなきゃな」

「またやられる気がするので今は…」

「そうだな~…。ってか、ちょっと人動かすか」

「動かす?」



俺の命令だ。



蔑ろにできるはずがねぇよな?



「この方が先輩の…。人形みたいっスね」

「俺に無断で姫に話し掛けたら殺す。じゃあしっかりやれよ」

「「了解っス!!」」



後輩をフル活用しようと思います。



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