王子と姫が出会いました。
とにかく姫を守るのが先決…。



今日はとりあえず泊まると言って、全く触らずに布団に入った。



お互いに勉強疲れで夜更かしもできずに…。



ガチャガチャという奇怪な音で目が覚めたら、姫が震えながら俺に抱き着いてた。



「王子君っ…怖いよっ…」



玄関のドアが、開かないのにガチャガチャと音をだしていた。



姫のストーカー…。



「姫は布団の中にいろ」

「ヤダっ!!行かないで…王子君になにかあったら…」



姫とは思えない程の力で腕を捕まれた。



でもチャンスなのに…。



「お願い…します…」

「わかったから…」



既に音は聞こえなくなってて、ベランダから道路を覗いたけど、誰もいなかった。



そのまままた抱きしめて眠った。



目覚めは最悪なものだった。



「非通知っ…」

「貸せ!!」



朝から非通知の無言電話かよっ!!



「うるせぇな朝からっ!!」

「えっ…」



ん?



俺の存在にビックリしてる?



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