王子と姫が出会いました。
真っ赤になって軽く抵抗して。



だけどいつの間にか体には力なんか入ってない。



「王子君っ…もう…ヤダ…」

「ん~、まだダメ」

「あぅ~…」



超カワイイ顔…。



絶対誰にも見せたくない。



俺の姫…。



瑞紀がバイトだってわかってたから、姫には満足行くまで鳴いてもらう。



どうせまた不安になってるんだろ?



前みたいに姫と話したりできなくなんのは本当に勘弁。



「大好き…姫…」



耳元で囁くと、返事の代わりに体が反応する。



姫よりカワイイ生き物なんかいないんじゃないかと思うくらいカワイイ…。



このまま一緒に溶けてしまいたい…。



「さてと。寝るなら服を着なさい」

「寝ないです…。着替えるから出てってください…」



はいはい。



姫が着替えるため、俺はリビングに追いやられた。



超眠そうだったけど起きてられんのか?



もしかして俺が攻めすぎ?



いや、労ってるだけだ。



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