王子と姫が出会いました。
その後、顔の赤い姫と教室に戻って授業を受けた。



なんか6時間目から微妙な顔してるのは気のせい?



「どうかしたか?」

「ジワーっとお腹痛いなぁって…」

「大丈夫か?」

「はい」



とりあえず姫ん家行こう。



早く治ってくんねぇと手が出せん。



なのに…。



「あの…王子君?生理痛だったみたいで…」

「は…?」

「なんか顔熱いと思ったら…」



不完全燃焼…。



どんだけ耐えさせんだよ…。



しかも明日で付き合って1年目よ?



1年付き合って3回くらいしか…。



枯れちまいそうだ…。



こうなったら姫にも同じ気持ちを味わわせてやる…。



「姫、腹痛いの?」

「痛いです…。なにもしたくない…」

「おいで」



デレッデレしてやる。



ソファーに座った姫のお腹を温めてやった。



「王子君優しいです」

「姫が痛いの可哀相…」

「今日だけですよ、きっと」



女って大変だな…。



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