王子と姫が出会いました。
蘭子は進学しないで家を継ぐらしく、夏休みは祭りシーズンですから…。



きっと今年もわたあめ作ってるんでしょうがね。



蘭子には姫の事でこれでもかってほど怒られた。



俺も姫も悪いって…。



あの日、姫をうちに連れて来たことは誰も知らない…。



なんて説明したらいいのかもわからなくて誰にも相談できてない。



姫の心中も、俺の気持ちもハッキリしない…。



俺はなにがしたいんだろう…。



姫のことは好きで好きでどうしようもない。



だけど姫に平岡が好きって気持ちがあったら?



マジでムリ…。



考えたくもねぇ…。



アイツと姫が付き合ってるってことがもう許せねぇから…。



「勉強しなきゃ…」

「はい、甘いコーヒー」

「助かる」

「風呂入れとくね~」




彩、マジでイイヤツ…。



プリンもおとなしくしてくれるし。



「プリン、今日は癒してくれよ?」

「ワンッ!!」

「風呂入ったら一緒に寝ような」



プリンに癒してもらって元気になる。



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