「 CRAZY C@ 」
ハーフなのだろうか…。と思わせるほど
整った容姿をしている。
(まあ目の色からしてわかるけど。)
〔大丈夫?ごめんね。〕
「…ぁ、…」
最初は鋭い目つきだったのに、
今は眉間にシワをよせて、困った顔になった目の前の人物に
あたしは見とれてしまった。
綺麗な顔…綺麗な瞳…
もはや同じ人間とは思えなかった。
〔怪我は?大丈夫?〕
そう言われてやっと現実世界に戻る。
あ、この人が上に乗ってたからドアが重かったのか。
あ、じゃああの声もこの人だよね。
やっと今の状況が理解できたのだが、
まだ気になる点がある。
じゃあなんでこの人はドアの上にいたんだ?
〔…!?あぶなっ!!〕
「え!?」
急にふわっとバニラの香りに包まれた。
どうやらハーフボーイ(仮名)があたしを包むように
抱きしめている。
えっ…ち、近い!!!
「…え、あ、…あの!?」
〔伏せてて。〕
そう言うとハーフボーイはあたしを離し、
〔うるさいんだよ。〕と冷たく呟きながら
椅子を持ち暴れている男の顔に蹴りを入れた。