絶えぬ想い、君に


「大丈夫か?京平。」


「ありがとな、来てくれて。」


「うん。乃亜ちゃん、平気なの?」


「今日は池内に見てもらってる。母ちゃんも親父も、こっちに来てくれるから。」


「そっか。」



乃亜はこの葬式には出ない。



池内に預けることにした。



母ちゃんも親父も葬式に来てくれるから、家に誰もいなくなっちゃうし。



いくらただの息子の彼女の葬儀でも、乃亜の面倒も見てるから、母ちゃんと親父も他人ってわけじゃない。



菜緒にも会ったことあるし。



俺が喪主だし。




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