絶えぬ想い、君に



なぁ、菜緒。



いつまでここにいんだよ。



乃亜が菜緒のことホントに忘れていいのかよ。



今なら間に合うんじゃねぇの?



ちゃんと乃亜に家族をあげたいんだ。



乃亜に家族をわかってほしい。



なぁ。



なんで俺が今、ここにいるんだよ。



菜緒がいるべき場所だろ?



嫌で言ってるんじゃない。



乃亜の面倒を見るのが、嫌だなんて思ったことは1度もない。



今俺がこの立場にいることを嫌だなんて、これっぽっちも思ったことないし、これからも思わない。



絶対に嫌じゃない。



でもさ。



嫌なんだよ。






ここにお前がいないのが、嫌なんだよ。




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