不器用恋愛~甘いキスをあなたと♥~
「まぁ、少しくらい大丈夫だろ?腹減った」
「あっ、はい。どうぞ」
いつものように鈴加から弁当を受け取ろうとした……瞬間。
「って、そうじゃないっ!!」
スカッと手をすり抜けた弁当。
……えっ?
不思議に思いながら、鈴加を見ると……
「怒ってる……?」
口を尖らせて完璧怒っている様子の鈴加。
「当たり前ですっ!昨日司先輩があんなことしたから!!」
あんなこと……?
「セックスのこと?」
「なっ///ち、違いますよっ!!」
違うのか……?
でも昨日したことで怒られるようなことって……
「もしかしてまだ、からかったこと怒ってんの?」
「それも違いますっ!」
だよな―……