不器用恋愛~甘いキスをあなたと♥~
マジで熱、あがってきたかも……
クラクラする。
「あたしは……司先輩の近くに居たいのに……」
「っ……」
クルッと振り向いて俺を見つめる瞳。
涙をこらえながら、俺を上目遣いでみる、その瞳に……
「あたし……ん゙んっ」
完全に俺の思考回路は壊れた。
「んあっ……司先……輩……」
甘い声に……
甘いキスに……
意識が麻痺する。
「つか……さ……んん゙っ」
そんな声で煽るなよ。
「んあっ、苦しっ……」
肩を叩く鈴加にハッとして、唇を離した。
「だからイヤだったんだ……」
「えっ……?」
息を荒らしたまま、目を潤ませて俺を見る鈴加から視線を反らした。
「熱でうまく理性がコントロール出来ない……」
「っ///」
一気に赤く染まってきた鈴加の頬。
ここまで言ったらさすがに分かるだろ。
つまり、今の状況だったら鈴加に何をするかわからない……