死に神ゲーム
side・・・shizuku
「――――で、課題に出すのは・・・」
昨日の手紙が気になって、先生の言っていることは右から左。
一応必要な事はメモっているけど、え。コレ何書いたの?みたいな文字が所々あった。
「それじゃ、今日はこれで終了。課題ちゃんと出すように」
言うと先生は教室を出て行った。
静かだった室内が騒がしくなってきた。
「ん〜っ」
大きく伸びをした私は、広げていたノートやら辞書やらを片付け始める。
鞄の中に直す時、ふと目に入ったあの手紙。
「・・・死に神ゲーム、か」
鞄から手紙を取り出し眺める。
コレを持ってきた理由はただ一つ。
返事を返す為だった。
ー参加をするにせよしないにせよ、その返事を下さい
二枚目の紙にある参加・不参加に丸をつけて封筒に入れ、そのまま郵便にお出し下さい
ここまでなら別に悩む事無く不参加に丸を付けていた。
ただ、一番下の一文が、私は気になっていた。
ー五年前のあの真相を、解明致しませんか・・・?
この一文だけ、白のペンで手書きになっていた。
五年前の真相・・・。
「・・・それってやっぱり」
深紅―――――・・・・・・
「・・・・・・・・・」