死に神ゲーム
「し〜ずく!」
「・・・なんだ、雅人か」
「お前幼なじみに向かってなんだはねーだろ」
頬杖をつきながら手紙を眺めていた時机を挟んで目の前に現れたのは幼なじみの八重野雅人(ヤエノマサト)。
「なんかご用ですか?」
「今日講義これで終わりだろ?一緒に帰ろうぜ!」
「なんで雅人と帰んなくちゃいけないのさ」
私は鞄を肩にかけると席を立ち雅人をおいて歩き出す。
「オイ雫待てよ!」
後ろから慌てて雅人が追いかけて来る気配が。
それと一緒に無数の痛い視線も私にへとチクチクと。
「なぁ雫、すぐそこにあるカフェ久々に行こうぜー」
「一人で行けば?」
「俺は雫と行きたいの−」
「私これから寄るところがあるから忙しいの」
「じゃー俺も一緒に行く」
「来なくて結構。私なんかよりその辺の女の子と一緒に行ったら?」
とゆーか是非そーして下さい。
お願いします。
「何雫、ヤキモチ?」
「なんっでそーなるの」
ニマニマとしながら聞いてきた雅人に私はイライラが募る一方。
言い合ってるうちに玄関ホールへと来てしまった。