死に神ゲーム



『ピンポンパンポ−ン♪』



「・・・へ?」





多分私は相当マヌケな声を出したと思う。


だって突拍子もなく室内に設置されていたスピーカーから明らかに口で言っている放送開始のあの音が聴こえた。



室内にいた全員が見てもただスピーカーがあるだけだがそれを見た。





『あ〜テステス。テステス。マイクのテスト中』




なんだ一体?
という空気に包まれた室内に響く女の子らしきその声は数回それを行うとよし、と小さく呟いた。




『Lady's&Gentleman!!Welcome to Plantland!』




高らかにスピーカーの声は綺麗な発音でそう告げた。



『こんにちは皆様・・・といってもこの時刻ではこんばんはといった方がよろしいですね』





では改めて、とスピーカーの声は言う。




『皆様こんばんは。プラントランドヘようこそ。今宵はごゆるりと楽しんでいただきたい。

こたびは死に神ゲームへのご参加、誠に感謝致します』





死に神ゲーム!!




『さて、ここでルールのご説明をさせていただきます』




長くなりますがちゃんと聴いて下さいね、と声からでもわかるようにかわいらしくスピーカーの声は言った。


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