死に神ゲーム



部屋へと戻った私は朝食を食べて今はリビングでテレビもつけずに先程の手紙と睨めっこ中。



おばあちゃんからの手紙は何時も通り周りの事なんかだったけど・・・





「この手紙は・・・・・・」




真っ黒な便箋を手にとってジッと見つめる。





「・・・開けてみるか」



意を決した私を封を切った。


それと同時にふわっと甘い匂いが一瞬だがした。




「あれ。どっかで嗅いだことあるなぁ」




何処でだっけ。

そもそも何の匂いかすら忘れたぞ。




考えながらも手を動かし、便箋の中から二枚重ねで折られていた黒い紙を開く。


そこには白い文字でこうかかれていた。





*・・・・・・・・・・・・・



タキシタ シズク 様


おめでとうございます。
貴女はこの地球上の人達の中から選ばれた素晴らしき方です。
そんな貴女には賞金16億円をかけたゲームをやってもらいます。



その名も―――――――













「死に神・・・ゲーム・・・・・・?」








思わず呟いてしまったその言葉。




このゲームには、深く重い、暗く冷たい物が詰め込まれているのに私はまだ知らなかった・・・・・・・。



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