死に神ゲーム





一度大きく深呼吸をして・・・よし。


気分を無理矢理落ち着かせて立ち上がるとカーテンをばっと開けた。





「・・・二回戦が、また・・・」





スピーカーの少女は言っていた。

それが真実ならば、きっとまたポストに黒い便箋が届いているはず・・・。





「せっかく来たからもっと観光したいけど、今日のうちに早く帰ろう」





そう決めると、食事の準備が出来た頃になり私は着替えて下へと向かった。


バイキング形式の朝食はどれも美味しそうだったが、精神的に疲れたせいか食は進まなかった。


くそ、北海道のご馳走があるっていうのに・・・。





< 73 / 90 >

この作品をシェア

pagetop