青空のむこうに~バスケに恋して~
三学期はとぶように過ぎて、あっというまに新しい学年に上がった。
今日から二年生。
今年は修学旅行もあるし、新しい友達を作って自分で道を切り開いていければいいなって…そんなささやかな願いを持ちながら登校した。
クラスがえで、翠やリエと違うクラスになってしまった。
部活を続けていれば、他のクラスに友達ができてただろうから、クラスがえをしても全く不安はなかったんだろうけど…。
「えー?本当なの~?」
「本当だってば。だよね?マサシ」
「マジだって。俺ウソ付かないジャン」
教室のドアを開けた瞬間、私は凍り付いてしまった。
カズミとサエ…。
そしてマサシまでこの教室にいる。
楽しそうに話していた3人は入ってきた私に気づいて話を止めた。