また、明日~天使の翼を持つキミへ~



そう、信じていた。


これからも、大好きな親太郎と、同じ道を歩んでいくと。



でも……



7月。

夏休み目前。


神様から届いたシナリオは、あたし達が想像した未来とはかけ離れていた。



いつものように親太郎の家に迎えに行くと、中から出てきたのは親太郎ではなく、おばさんだった。


「おはよう、菜緒ちゃん」


「おはようございます。あれ? 親太郎は?」


中を覗き込んで、おばさんに聞く。


「それがね、昨日の夜急に熱を出しちゃって」


……え?

熱……?


「学校にはもう連絡はしてあるから、プリントがあったらまたお願いね」


ドクンっ――…


心臓が、締め付けられた。


……同じだ。

あの時と、全く同じだ。


あの時も、親太郎は熱を出して。


でも、それはただの熱じゃなくて……




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