また、明日~天使の翼を持つキミへ~
「菜緒っ!! 菜緒、菜緒、菜緒、菜緒っ!!!!」
それは、ポスターを張ってから、1週間ほどたった昼休みだった。
友達と教室でお弁当を食べていたら、廊下の向こうから興奮した親太郎の声が聞こえてきたんだ。
ドタバタと足音を響かせ、猛スピードで廊下を走ってくる。
そして、ズザーっと、教室に滑り込んできた。
上気した頬。
大きく上下する肩。
その後ろに目をやると、3人の男子生徒が遠慮がちに身を縮めて立っていた。
「どうしたの?」
3人の男子生徒を見ながら、親太郎に聞く。
すると、親太郎の表情がパァっと晴れた。
「じゃーん!!」
派手な効果音と共に、後ろで小さく立っていた3人をグイッと前へ出した。
「俺の、バンド仲間です!!」