星降る夜にサンタにKissを
スエット姿にコートだけを羽織り、鞄を持たず財布だけを握りしめ綺麗な町並みをひた走る
周りはカップルや家族連れで、みんな綺麗に着飾っていた
その中をみすぼらしい姿で走るアタシにみんなが振り返ってるような気がする
それでも振り返ることや気にする事もせず走り続けた。
「はぁ・・はぁ・・つ、、いた」
目的の場所に着いた時には、あと少しで21時になるところで急いで店内に入る
近所の大型スーパーは閉店間際で閑散としていた
その中をサンダルで走り周り、手当たり次第カートの中に入れていった
レジに着く頃にはカートは品物でパンパンになっていた
無愛想な店員が、この人こんなに買ってと言わんばかりの目で見てる。
財布からお金を出して、渡す。
『ありがとうございました〜』
不機嫌な店員はやる気のない声を出して、軽く頭を下げた
いつものアタシなら、ムッとするけど今の自分にその余裕なんてなく急いで荷物を袋に入れて店をあとにした
大荷物を抱え、汚い自分の部屋に戻ると玄関に荷物を投げ出して、カーテンをバッと開いた