星降る夜にサンタにKissを

時間は23時50分


三汰はもぉすぐ来てくれる



ダメならアタシが・・・


決心をしたはずなのに心の中心がドキ、ドキと音を立てた



なにかしていたい


気付いたら26日になっていて欲しい



居ても立ってもいられず、ドキドキしているアタシの心が小さな時にしたジンクスを思い出させた


「そうだ・・・・」


とにかく何かしていたくて鞄から小さな可愛いらしいメモ用紙を出し、文字を書きはじめた



書き終わると、戸棚の中にあったクッキーを小さなお皿に乗せて、次に冷蔵庫から牛乳を取り出してコップに並々ついだ


ピンク色のお盆にクッキーと牛乳を乗せて、さっき書いたメモを持ってベットに急いだ。


よくお母さんに教えてもらったおまじない

サンタさんに感謝の言葉と願い事を書いて、クッキーとミルクを置いて瞳を閉じるとサンタさんが叶えてくれる

幼いときに何度もやったおまじない


願い事は小さなことばかりだったけど、不思議と叶った。


だから今夜もきっと叶えてくれるよね・・・・



ベットの上に横たわり、瞳を閉じて



サンタさんへの感謝と願いを呟いた


「サンタさん、いつもありがとう。貴方のお陰で毎日が幸せでした。もしも願いが叶うなら・・・」



『三汰に逢わせて下さい・・』


三汰から貰った指輪を握りしめ

願いを口にした瞬間



時計の針が0時をさした




静かな空間に鳴り響く時計の音


瞼を閉じたアタシの目の前は真っ暗なはずなのに、真っ白に染まった気がした



自分の中へ異変を感じて瞼を開けると



三汰から5年前にもらった指輪が



金色と白の2色の光りを放っていた







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