星降る夜にサンタにKissを

心と身体がじんわりと温かくなって、春のうららなかな陽射しに包まれてるみたいになって

スヤスヤと寝息を立てる女の子の枕元に気付けば膝をついていた



小さなツリーの形をしたメッセージカードには、つたない文字で

『サンタさんへいつもありがとう。あさまでたいへんだから、プレゼントにママとつくったクッキーです。たべてね。まいみより。』

書いてあった・・・


「三汰、、、」

「うん・・・」

父さんは俺を見つめながら言った


「このプレゼントはお前にやる。サンタクロースは幸せを運ぶ仕事だ。でもなそれだけじゃない
小さな願いの中にはたくさんの愛がつまっていて、私達も子供達の願いで幸せになれるんだよ・・・・」


綺麗にラッピングされたクッキーを俺に渡してくれた


「さぁ帰ろう・・・」


父さんがソリに乗り込んだ。

俺は俺の事なんて分かるはずがないけど

一言だけ声を掛けたくて

女の子の耳元に唇を寄せた


「ありがとう・・大切にするからね・・・」


サンタクロースは人には見えない。

俺の声を聞こえることは滅多にないんだ


だから、今回だって見えないし聞こえない


だけど


……ギュッ・・

手が温かい何かに包まれた




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