星降る夜にサンタにKissを
「凄い!!!凄い!!!アタシ空飛んじゃってるよ!!!」
「プッ・・・苺実はしゃぎすぎ♪」
飛行機すら乗ったことないのに、初フライトが空飛ぶソリなんて凄すぎる
眼下に見える町並みは、まだクリスマスのイルミネーションが点いていて町全体がクリスマスツリーのオーナメントに見えた
三汰はクリスタルの手綱を引きながら鮮やかに空の散歩を楽しんでいる
その手綱さばきは三汰がサンタクロースである証拠をしめすように、クリスタルは縦横無尽に夜空を駆け抜けた
「あっ・・三汰!!服!!」
さっきまで白かった三汰の服が赤いサンタクロースの衣装に変わってる
「サンタクロースだ・・・」
「何言ってんだよ。自分の格好も見てみ。」
「えっ?何が?」
そういえばさっきまで薄着だったはず・・・
でも薄着で外に出たわりには寒くない気がするな?
寒くない答えは簡単だった
「あっ!!!アタシもサンタクロースになってる!!」
いつの間にか、暖かいサンタクロースの姿に変わっていた
「苺実とクリスタル、両方揃った俺は、見習いサンタクロースから本物になったんだ・・・」
「三汰・・・」
三汰はクリスタルの手綱を緩めた
クリスタルは三汰の意志に従って、静かに足を止めた