星降る夜にサンタにKissを
「ここ、、覚えてる?」
三汰が微かに微笑んだ
空は暗いのに、下から暖かい光りを感じた
視線を下に移す
「あ・・・ここ・・・」
下に大きなツリーがきらびやかな光りを放ってる
てっぺんには大きな星のオーナメント
清和学園のツリーだ・・・
「毎年・・・毎年・・・ずっと願う事は一緒だった。」
三汰の真剣な眼差しがツリーの光りに照らされて七色に光る
「苺実が俺を見つけだしてくれて、来年のクリスマスは苺実と一緒にいられますように・・・」
「三汰、、、、」
「寂しかったよな。苺実が辛い顔をするたびに、俺も辛くて、、いっそのこと全て言ってしまおうかなんて考えた。
最愛の人に打ち明けられない秘密を持つことがこんなに苦しいなんて思わなくて・・」
少しだけ視線をそらして、辛そうに顔を歪めた
「三汰・・三汰は悪くないよ。アタシがもっと早く気付けば良かっただけ。」
普段の三汰をきちんと見ていれば、疑ったりなんてしなかった
「大人になるって悲しいね。」
純粋な気持ちのまま、あの頃のままいられたら
クッキーもミルクも願いごとも、アタシはいつからしなくなったんだろう
奇跡を信じる心をなくした大人のアタシ
居るはずだったサンタクロースの姿も見えなくさせた
アタシさえ、あの頃の気持ちを忘れなければ
三汰をすぐに見つけられたんだ・・・・