俺様☆執事にご用心!
翌朝。
「ん…」
「あ、おはようございます。お嬢様」
黒崎さんはベッドから降りて窓の外を見ていた。
「おはよう、黒崎さん…。体は大丈夫なの?」
「お陰様で、今はすっかり元気になりましたよ。お嬢様のおかげです」
「そんな、私は何も…」
私は昨晩の事を思い出し、頬を赤らめる。
「今日は、体調も良いので少し散歩に行こうかと思います」
「あっ、じゃあ、付き添います」
私も散歩に行く準備を始めた。