Sweet silent night


「わかった、特別だからね」


「やった。
じゃあさっそく買い出しに行くから先に車乗ってて」

彼がこちらに投げた車のキーを勢いで掴んでしまった。


あー、プライドも何もなくて自分が嫌になる。
でも彼なりに気遣ってくれてるのかな。

だったら…多少は感謝しなきゃね。


急いで身なりを整えた。
デート用に化粧道具を一式持ってきた昨日の自分を褒めてあげたい。

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